ウオッカ強し

1週間経って今更だが、日本歴代最強牝馬のにおいを感じる。

競馬っぷりは言わずもながだが、パドックで見ていても

馬体が放つオーラが凄い。そしてあの馬体のライン。

超名牝級なのは間違いない。

そして競馬中継を見ている僕は、

たまにはパドック中継見て条件戦の予想でもしてみようということで・・・

阪神ジュベナイルF予想

(自信度:25%)

牝馬は格より調子の格言。調教から取り上げられるのはアストンマーチャン、イクスキューズ、ジーニアスとくれば、地元で走れるアストンMの好走は固そうにも見える。底力が問われる阪神新コースとは言うが、開催初日というのが抜け穴。パンパンの今の芝状態ならば実はスピードに任せて先行で押し切れる可能性は大分高くなる。特に長い直線というのは騎手がそれを意識するあまり仕掛けを遅らせすぎる。実際府中や新潟の開催初日はほとんど前残り。昨日の芝レースの結果を見ても分かる。だが距離延長はアストンMにとって百害あって一利無し。前走にしても行きたがる気性と戦いながらのタメだ。追い込みは効かないだろうが決め手ある他馬が先行してのヨーイドンならば蹴落とされても不思議はない。
今一度◎ハロースピードを狙いたい。たしかに叩いて一変には見えない。成長による馬体増が望まれもするのだが、ファンタジーSからの良化はたしか。前走予想時にも書いたが元々絶対的スピード能力が抜けてはいる。後は先行してそれをフルに生かせばいいだけの話。新コース、距離延長も間違いなく好材料。あとは岩田が間違えなければよい。
○にジーニアス。3ヶ月ぶりの前走8着は負けすぎのようにも見えるが、明らかに太めでよくて七分のデキ。にもかかわらずメンバーNo3の上がり脚ならば問題はない。こちらは明らかに叩いて動きが一変している。切れないがばてないその脚は距離延長も新コースも歓迎。日本一のヤネを配したのも強み。
さすがにこれ以上は落とせないアストンMが三番手。4番手はさらに調教の動きが切れているイクスキューズ。だが助手の「今回は差したい」という何か勘違いをしたコメントに不安は感じる。長く脚を使うウオッカピンクカメオが一応の抑え。ルミナスハーバーは勝ち方は豪快だが動きの程が怪しく、それ以上に動きの怪しいクラウンPは脚質的にも今回は無理。


ハロースピード
ジーニアス
アストンマーチャン
注イクスキューズ
ウオッカ
ピンクカメオ

ジャパンカップ予想

(自信度25%)

満を持してのディープインパクト。ここは負けられない。騒動があった時から関係者は失格を覚悟していたことだろう。日本競馬界に照らされた光。その光をこのような騒ぎで陰らせるわけにはいかない。ただでさえ凱旋門賞力負けという結果がファンに少なからず落胆を与えた。光に対する皆の信頼を取り戻すのは使命と考えているだろう。だからこその秋の天皇賞回避。名誉回復をファンに、世界にアピールしたい。本番は有馬より寧ろここだ。
だが無謀と言われようと10年フランキーファンの当方、◎ウィジャボードから逃げるわけにはいかない。調教での馬体はひ腹が巻き上がり、完璧とも言い辛い。BCから中2週というきついローテーションも有利とは言えない。が、いくらフレッシュだったとはいえ、一頓挫あった去年も完調ではなかったろう。明らかな早仕掛けがなければ2着もあったレース。地力、府中への適正はすでに証明されている。追い比べになった時にはヤネの腕力も物を言う。そこは追わせても世界一の鞍乗フランキー。併せればあわやは十分ありうる。単で狙いたい。
当然○ディープインパクト。上記の通りここは負けられない一戦。だが調教を見てどうにもおとなしい。ダイナミックな足運びがなりを潜めた走り方にも見える。杞憂だとは思うが一応記しておく。
以下離れる。世界トップクラスを証明したハーツクライだが間隔が開きすぎた感はある。しかもノド鳴りの報告は不安を感じずにはいられず、また感じさせるのはどうなのか。調教を見る限り問題は無さそうにも見えはするのだが。評価はどうしても下がる。代わってドリームパスポート。最高のデキにあった菊花賞を上回るのは難しいが、距離適正を考えれば3000よりは明らかにここ。日本一のヤネからの乗り替わりはプラスとは言えないが、追える岩田に不安は少ない。一瞬のキレを武器にする脚質から府中は必ずしもプラスとは言えないのだが、3歳秋の成長に期待することもできる。馬の力は厳しいがヤネがこわいスウィフトカレントが一応の抑え。
間違いなく今年一番のレース。それなりの見応えを演出するのも出走馬の使命。スローの前残りなどという凡レースは許されないのも出走者は分かっている。展開はあまり考慮しなくていい。それが期待できないメイショウサムソンは今回は辛い。


ウィジャボード
ディープインパクト


ドリームパスポート
ハーツクライ
スウィフトカレント

マイルチャンピオンシップ予想

(自信度35%)

来年から日本で種牡馬入りするコートマスターピースのお披露目出走。自信がなければ走らせはしない。しかもわざわざフランキーを呼んでのものだから勝負度合いは高い。馬場が渋ったのもイギリス馬にはプラスだ。
相手に調教絶好で好走確実のダイワメジャー。三番手にこちらもデキ絶好のキンシャサノキセキ。前走は圧巻。以下、よくなってきたハットトリック、デキがいいスーパーホーネットが一応の抑え。ダイワメジャーに捕らえられる先行馬は狙いづらい。ダンスインザムードダイワメジャーに勝てる要素は薄く、マルカシェンクの調教の動きは悪い。いずれも消し。
かなり省略した。


コートマスターピース
ダイワメジャー
キンシャサノキセキ
ハットトリック
スーパーホーネット

フェアリーS予想

(自信度75%)

高レベルなメンバーが揃った。この先クラシック戦線をにぎわせていく馬はこの中にいるであろう。ただ有力馬にはスピード型が多いだけに桜までかもしれない。
同じ週の古馬1000万クラスより0.1速いタイムで走ったことが評価されているアストンマーチャン。だがその実態はどうか?たしかに1:08.4(32.5−35.9)を逃げ同然で先行しての勝ち上がりは評価できるが、実は3歳未勝利戦でも1:08.7(33.1−35.6)が出ており、2歳未勝利の勝ちタイムは1:09.0。しかもスローでレベルの低かった1000万のレースだったこともあり、とても古馬1000万級とは言えるレベルには無い。古馬500万の普通レベルだ。たしかにスピード能力の証明にはなったが、ここまで3戦していずれもまじめに走りすぎるレースぶり。距離延長の京都外回り1400はプラスとは言えない。調教で抜群の動きを披露しているので一応の対抗評価。
ではカノヤザクラはどうか。たしかに同コースの1:20.8は特筆物だが、実は前日の2歳新馬では1:21.7がマークされている超高速馬場あってのもの。記録通りの評価はしづらい。そのかえで賞のレースぶりも、終始ひっかかりながら最後並びかけるゼットカークを競り落としたのは評価できるが、相手強化の今回あのレース運びでは辛い。テン乗りの小牧が果たして制御できるのか。それ以前にする気もあるまい。しかもいくら大型馬とはいえ、中2週、中1週での強行軍はプラスとは言えない。調教の動きからも行きたがるそぶりは相変わらずでせいぜい抑え評価。
◎にハロースピード新馬戦では逃げ同然でピタリ折り合い、最後はもったままマークしたタイムはなんと1:08.9(34.2−34.7)。前日の古馬500万の勝ちタイムが1:08.5と1:08.9であるが、それを馬なりでマークしたこの馬のスピードの絶対値は他馬とは一線を画す。2戦目がまた圧巻。スタート直後に他馬によられて最後方。だがムリなくついていき、最後は楽勝のレースぶりだが、相手にもしなかった2〜4着馬は、先週くるみ賞を圧勝しクラシック戦線に乗ったピンクカメオ、重賞3,4着のマルカハンニバルすずらん賞1位入選降着クーヴェルチュールだ。差し脚質を気にする者もいるだろうが杞憂。そもそも前走のスタートは寄られてのものであり、最後も外を回るのを嫌った鞍乗隼人が仕掛けを待っただけ。いきっぷりも仕掛けての反応も問題ない。また前走のような落ち着いたレースができる鞍乗に不安もない。前走の勝利直後、将来を見越して成長を促すためにすぐに放牧に出した調教師の期待の大きさも分かろうと言うもの。正直ここでは力が違う。不利なく進められる13番枠。不安は3ヶ月ぶりという一点のみ。だが調教を見ても八分のデキにはあり、確信の◎だ。
イクスキューズも札幌3歳で牝馬ながら3着に逃げ粘った勝負根性は立派。マイネルーチェは切れる脚がないが2戦共に見せたその勝負根性は特筆者。距離伸びてこその馬にも見えるが、左回りでのひどい寄れ方を見ると右回り変更は好材料かもしれない。先行してのそのばてない脚は魅力。一応の抑えにハギノルチェーレとマイネインティマ。楽な相手だったとはいえ後方から一気に刺しきった脚は今回は向きそうだ。


ハロースピード


アストンマーチャン
▲イクスキューズ
マイネルーチェ
カノヤザクラ
△ハギノルチェーレ
△マイネインティマ