皐月賞予想

(自信度10%)

皐月賞で上位に来るに潜在能力は必要ない。そこがダービーとの違い。小回りで位置取りが重視される中山2000では寧ろ競馬の巧みさが必要とされる。まして激戦の今回、考慮すべきは一に展開、二、三に馬の状態、騎手だ。
衆目の見るように、まずはマイネルチャールズの取捨。混戦と目されているが、成績だけを見ればこの馬が二歩くらいリードしている。中山2000mを4戦使い続け2、1、1、1着。うち重賞二連勝。大きな着差こそつけていないが、前に早めに出たら絶対に抜かせない勝負根性と巧みさ。正に皐月賞に必要な要素を兼ね備えている。ただ不安を探せば二点。まだ不安のある若い鞍乗に、調教こそ一見動いているようにここ4戦馬体を減らし続けている馬の状態だ。好走確率は高いが◎に?となると不安も出る。
展開予想。実は一番難しいのはここ。トライアル3戦はいずれも前残り。2番手以内につけていた馬がいずれも制している。では今回はどうかというと、同じ内容になる可能性は高い。大外のショウナンアルバが引っかかった時がどうかだが、控える宣言をしている蛯名、馬に任せて一気に逃げる可能性も低い。
◎にスマイルジャック。目立つ競馬こそないが大崩もない。スプリングSの中身にしても弥生賞のそれと五分。仕上げも今回がメイチだろう。先週ついに花を咲かせた鞍乗にも期待を込める。
○にやはりマイネルチャールズ。上記のように不安もあるが切る要素も少ない。とはいえ過去の経験上、こういう馬はえてして本番で凡走するという第六感の叫びが頭をよぎるのもたしか。以下相手は広げたい。
前残りというと若葉Sの1、2着とショウナンアルバだが、若葉Sの2頭は今年に入ってすでに4戦。おつりがないのが気になる。ショウナンAにしても必ずひっかかるその気性、序盤ムリに抑えようとしては中途半端な競馬になる可能性は高い。狙いは差し馬。といっても大外を回ってはムリ。人気もなく内でためこみ、位置取りがたまたまハマッタ運を持つ馬。そんな理由で一頭を狙い打つこともできない。ここは運。人気もなく気楽に内を進む馬を以下に並べる。

フローテーション。前残りの中で差し込んできたきさらぎ賞に成長を期待。次にスマートファルコン。ここ二戦と案外だが、ジュニアCの競馬は秀逸。1:34.1を上がり34.1の圧倒的な脚で差しきった競馬は、同日の1600万条件初富士Sの中身と五分以上。あとは距離。同じくベンチャーナインもここ2戦ふるわないが、内でためれば一発の可能性も。あとは最内が気になるが崩れないタケミカヅチ。善臣ならば狙うは内だろう。あとは連戦に耐えうる馬格をもっているダンツW。
フサイチAは先ほど見た-16kgが気になった。ブラックSは外を回り不発になる可能性が高い。

スマイルジャック
マイネルチャールズ
フローテーション
スマートファルコン
ベンチャーナイン
タケミカヅチ
△ダンツウィニング