宝塚記念予想
(４０％)
随分遅くなってしまった。
勝つのはディープインパクトというので衆目の一致するところ。問題はリンカーンの2着が堅いかというところだろう。前走の春の天皇賞では3着を5馬身離す決定的な差。まして上がり3ハロンは先行しながらも勝ち馬に継ぐ33.7をたたき出しているのだから天皇賞組では逆転は難しい。レコードによる疲れがある可能性もあるが、間隔もあいているし、短期放牧開けの調教はかなり素軽い動きに見える。
ではそれを逆転しうる馬を探すとなると別路線。気になる馬が2頭だけいる。まずはコスモバルク。最近は不調続きで全く走らなかったが、有馬の4着が潮の変わり目か。ヤネを選ぶ習性もあるのかもしれない。鞍乗五十嵐は好材料だろう。調教の動きも不振続きだった頃とは明らかに違う。まして今回は完全な単騎逃げが見込める。雨が降ってはいるがそこまで馬場も悪化しないだろう。スピード勝負ならお手のもの。京都外周り2200は阪神と違い完全な力決着になる可能性が高く、先行の利が見込めるわけでもないがひょっとしたらはある。
もう一頭はハットトリック。最近特にずぶくなり乗り難いタイプ。前走の安田記念の予想時にも指摘したが、テン乗りで乗りこなせるようなタイプではない。だが今回は鞍乗岩田も二回目。距離に実績はないものの、折り合いがつきやすく、ずぶい脚質から距離もって何の不思議もない。好位につけて距離がもったときは、去年の秋天でもメンバー最速の上がりを記録しているように、その上がり脚は現役でもトップクラス。平坦な京都コースも相性はベストだ。
アイポッパーだが、先にも書いたように前走のリンカーンとの差は決定的。元々ステイヤータイプで、その長距離戦で差を見せ付けられたのだから逆転はないと見ていいだろう。せいぜい3連単の3着候補止まりだ。本来力があるナリタセンチュリーは休み明けを一回叩いただけで、年齢からも大きな変わり目は厳しい。他は力不足。ダイワメジャーは完全なスピードタイプ。今年は夏場を休ませるためにその前に一回使うだけの宝塚であり、明らかにピークは安田。休む前に長い距離を一回試してみる程度の挑戦だろう。勝負度合いは低い。
