ジャパンカップ予想

(自信度40%)
例年にない外国馬の精鋭が揃った。
昨年の欧州年度代表馬ウィジャボード、昨年の凱旋門賞馬のバゴ、そのバゴにサンクルー大賞典で圧勝したアルカセット。海外で活躍していてもJCでは凡走することが例年では多いのだが、検疫に関しては仕方がないとして、主な理由としては「勝負度合い」「馬場適性」「左回り」が挙げられる。だが今回はどの馬も勝負度合いが強い。バゴにしても、このレースで引退、日本での種牡馬生活に入る。JCで凡走して種馬としての価値を下げるようなことをわざわざするであろうか?自信の程が伺える。
日本馬との比較の軸は当然ゼンノロブロイ秋の天皇賞では海外から戻ったばかりでデキ8分であわや足下を救われての2着。今回は調教の動きからも明らかに前走以上。天皇賞組では断然だろう。他の日本馬に負けることは考えにくい。対外国馬は、といえば勝負にはなる。英インターナショナルS負かしたエースはBCターフであわや2着。正に「外国勢 VS 日本代表ゼンノロブロイ」の図式が見てとれる。
展開はストーミーカフェの逃げ宣言。上がり勝負ではダメだと秋天で感じた四位が果敢な逃げを打つと話している。タップダンスシチーも同様のことを感じただろうし、コスモバルクが引っかかる可能性もあり、キングスドラマもスピードタイプ。遅くても平均ペースだろう。強豪揃いの今回はその先行馬を見逃すことも考えられず、力のない馬は辛い。
◎にアルカセット。スピードのでる馬場ほどその力は発揮されており、2400mで9戦して全て連体。何より鞍乗フランキーが心強い。左回りにしてもサンクルー大賞典を圧勝しており望むところ。上がり足を生かすタイプで展開も向こう。フランキーが早くから日本入りしていることからも力の入れようが違う。
それに接近するのが○ウィジャボード。故障で8ヶ月ぶりのレースこそ馬場も合わず惨敗したものの、二戦目を順当勝ち、BCフィリーメアで好走して4戦目がここ。正に充実している。
▲に日本馬代表ゼンノロブロイ。確実に好走するので本命とするムキもあるが、いかんせん外国勢が強力。デキは去年と変わるまい。が、絶対的に勝ちきる強さも感じられず、加えて少々の不安が鞍乗デザーモ。仕掛け早のタイプ。追えるタイプではあるし、だからこその府中巧者。だがそこで足下を救われる可能性はないとはいえない。
注にバゴ。勝負度合いは前述の通り。唯一の不安は鞍乗ジレ。日本競馬に慣れていない鞍乗が仕掛けのタイミングを間違える可能性は高い。特に馬場のいい今は不用意にためすぎるとまずいのだ。
他の日本馬軽視としたが、超ハイペースとなったとき、わずかな可能性で突っ込んでくるのが大外の二頭ハーツクライスズカマンボ。この二頭、先週のデュランダルと違い、断然ハイペース向き。ペースが上がって他が足をなしくずしに使った時に確実に終いを生かすタイプだ。特にスズカマンボは故障で半年振りの前走で上がり32.9を記録しており、二走目の今回は叩いて良化。気をつけてはおきたい。


アルカセット
ウィジャボード
ゼンノロブロイ
注バゴ

ハーツクライ
スズカマンボ



〜東京11R〜


(自信度50%)


◎オルフェーオ
○ムーンシャイン
▲バシュアース
☆ピサノデュエル